ついに制定されてしまった違法ダウンロード刑罰化【リッピング違法化+私的違法ダウンロード刑罰化法案の可決について考えてみた】


ついに制定されてしまった違法ダウンロード刑罰化。まず政府案が全会一致で可決、その後、自公の修正案が賛成多数で可決された。

高橋克也容疑者が逮捕される中継が行われるなど、今はそちらへ世間の関心は”向けられている”。故意か偶然か、政府としてはうまい時期に通したと言えるだろう。私たちにとっては、最低・最悪な行為だが。

この法案の問題点は、私的にダウンロードを行うと2年以下の懲役または200万円以下の罰金という刑事罰が盛り込まれているという点である。これは、音楽業界が自らの利益を守るためとも言われており、インターネットユーザーを中心に大きな反発があった。

そもそも、国会議員のような老いぼればかりに判断を委ねるというのが、そもそも無理な話だ。興味・関心・知識がない分野での法案は、周囲に言われる一方向の意見でしか物事を考えられなくなるのだから、既得権益層の意見に染まりやすい。今回も、老い先短い、新しい文化にも触れようとしない彼らには関心がないのだから仕方がない。

「こんな議員でも私たちが選んだのだから。」という人もいるが、そうではないだろう。誰がやっていたとしても今の日本には、既得権益層の意見を跳ね除ける人たちが過半数になるとは思えない。政治は全て多数決なのだ。莫大な資金を必要とし、なおかつ自分の意見を通すには、政党に属すしかない状況で、どうして政治家として長いキャリアを持つ老害に勝てようか?

更に今回の法案は、自公の修正案が問題なのだ。私たちが選んだという「民主党」ですらない。誰が選ぼうと結果は変わらなかったのは、目に見えているだろう。だからと言って、投票しても意味が無いといっているわけではない。投票だけでは、もはや制御できないほど彼らの頭は大変なことになってしまっているのだ。

この違法ダウンロード刑罰化が制定された以上、私たちは違法か合法かに関わらず、ダウンロードするのは避けなければいけなくなった。違法かどうかを事前に認識していたかどうかなど判断できるはずがなく、証明しようがない。

またリッピング違法化についても、十分に認識しておく必要があるだろう。これはDVDやブルーレイからiPadに移すのも適用される可能性が高いのだ。

今回の法案が可決された以上、覆ることはない。言いたいことは山ほどあるだろうが、私たちは”音楽を楽しむ自由をかけた戦い”に敗れたのだ。今日は、どれだけ個人の影響力が強くなろうと、既得権益層には全く歯が立たなかった事実を噛み締めてもらいたい。

2012年6月15日 投稿:エイドギース




Copyright© 2012 エイドギース All Rights Reserved.