京都大学の元教授が研究費流用の疑い


京都大学の大学院薬学研究科の男性教授が、新薬の研究開発の際に物品購入などで不正経理をしていた疑いが大学関係者の話から明らかになった。東京地検特捜部も同様の事実を把握していることから、業務上横領の疑いで京大などを一斉に捜索している模様だ。教授は事実を大筋で認めた上で、28日付で大学の教授を自ら辞職した。

この教授は、遺伝子情報を元にガンやアルツハイマー病の新たな診断法や薬の開発を目指していた、というのが主な仕事の内容だったという。

だが、問題の背景には、一部の物品が納入されていないのに、そうしたと偽って公的研究費として代金を支払い、その支払金を業者に管理させる「預け金」という行為を行っていたとされている。預け金は、研究目的以外に使われていた可能性もあるという。

同様の問題は、京都大学に限った話ではなく、むしろ一部の大学関係者と業者の間では、当たり前のようになっていたようだ。そのため不正経理防止のガイドラインを作っていたというが、大金を目の前にした時、人は正常な判断が出来なくなるものなのだ。

今回の不祥事も、その正常な判断が出来なくなったために起きたことだろう。非常に素晴らしい肩書を持っていただけに、ちょっと魔が差したことがきっかけで人生に取り返しのつかない汚点を付けてしまったのは、非常に残念なことである。

2012年6月29日 投稿:エイドギース




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