自分の生き方を考える上で必ず通る、価値のあるコトについて


一度は自分の人生で、価値のあることとは何か考えたことがあるのではないだろうか。生きとし生けるものは、皆平等に命の終わりがある、そう考えた時、人生を有意義に過ごすには、どんなことが自分に価値があるのか何度も考えたことがある。

他の人は分からないが、小さい頃は自分が死ぬことに対して、どうしてもポジティブな気持ちになれず、夜な夜な泣いたことがある。今でも夜にそんなことを考えると無性にやるせなくなるのは私がまだ青いからだろうか。

ほとんどの人が世界もしくは地球に対して大きな影響を与えることが出来ない中で、自分が生きる意味を何度も何度も考えた。もちろん、答えは出なかったが…。

まだ20歳前後の頃は、非常に抽象的ではあるが、影響力の強い人になれば世界は買えられると思っていた。少なくとも日本の現状を変えることは出来るだろうと本気で信じていた。

そんな幻想を打ち砕いてくれたのが、伊坂幸太郎著の「モダンタイムス」だ。勧善懲悪モノが好きな人にとっては、もどかしい終わり方かもしれないが、実に現実的なように思えた。

ものすごく簡単にまとめてしまうと、現代の複雑な社会において、勧善懲悪なるものは存在せず、誰かもしくは何かを良くしようとした結果、却って別の誰かもしくは何かを傷つける結果になってしまっているという話だ。

当たり前のことかもしれないが、これは当時の私としては衝撃的だった。簡単に言えば、大企業の社長や政治家など権力を持っている人達の中の悪い人さえ取り除けば、日本は良くなると安直に考えていた私の考えを見事にバッキバキに砕いてしまったのだ。

そう考えると、何をしても自分の存在は世界や日本にとって大きな価値を持たないのであれば、生きる目標さえ見失いかねない。

2chでも。「自分にとって価値のあることは何か?」ということについてスレッドが立っていた。価値は、普遍的なものであり、またポジティブなものである必要があったので非常に難しい問題だ。

大まかに分けると、2chでの回答は「お金」か「人間関係」だった。また「自分にとって大切なもの」と回答する人もチラホラ見えた。

確かに人それぞれというのが最も正しい意見なのだろうが、それでは答えになっていないので、私は「人間関係」を推したい。

今後の人類に大きな影響力を与えられないのであれば、人生の価値は結局、自己満足でしかない。その自己満足を最も潤してくれるのが人間関係だと思うのだ。確かに、人に裏切られることや自分を見てくれないことも多々あるだろう。しかし、それでも懲りずに人と付き合って行きたいと思うほどに、人間関係には魅力がある。

2012年8月15日 投稿:エイドギース




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