大企業の海外移転と日本の行く末


面白い記事があったので紹介しようと思う。「パナソニックが日本を見捨てる日」という山口巌氏が書かれた記事なのだが、実に本質をついていた。

この記事内では、パナソニックの海外移転に関連する記事について書いている。大企業の移転による日本経済への打撃などは前から言われていることだが、複数の事例などから説得力のある文章になっていた。

また、この記事の本質は最後にまとめられている大企業の海外移転による高額納税者の不在だ。日本は社会保障など保証を手厚くする方針を強めている。しかし、保障を強化するということは税負担が厳しくなるということだ。そうすると高額納税を行なっている企業は海外移転をするほうが人件費・税金共に儲かるわけだ。

更に、日本人は労働力の質としては、もはや海外と変わらないにもかかわらず、高額の労働対価を支払わなければならない。物価等を考えればしょうがないのかもしれないが、それでは企業が海外移転しても仕方がないことだろう。日本の企業ブランドは未だ健在かもしれないが、日本の労働者ブランドはもはやない。

終身雇用制度も崩壊しつつある今、日本のサラリーマンは自分の商品価値についてもう一度考えなおさなければならない。株式会社のあり方を考えた時、経営者は企業、または株主を儲けさせるために経営を行なっている。労働者は労働者のために企業は有ると勘違いしている人も多いようだが、そうではないことは認識しておかなければならない。

これからは実力主義が加速し、世界に合わせて労働賃金も下がっていくことだろう。

2012年5月3日 投稿:エイドギース




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