関越自動車道事故、運転手は日雇いだったことについて


これは、以前からネット内では言われていたように思えるのだが、バス会社が正式に認めたということだろうか。さて、ここでバス会社がなぜ「日雇い」として雇ったのか、について正しい議論を行わなければならない。

テレビは見ていないが、なぜ禁止された「日雇い」を行なっていたのか、ということについてよくわからない批評家が叩き合っているのではないか、と私は勝手に想像している。しかし、本質的な問題点はそこではないのだ。テレビで話している内容は、論点がいつもズレているためなかなか見ようという気にはなれない。

まぁ、そんな個人的な感情は置いておいて、なぜ「日雇い」を行ったのか、というバス会社の考えを論じて行かなければならない。基本的に、経営者を悪とする風潮が日本にはあるが、経営者は会社が破綻すると多大な債務を負うこともあるのだから、自分が儲けるためだけに違法な手口を使うことは少ない。

会社をどう存続させるかを考えた上で、出したのが「日雇い」だったのだろう。バス会社の現状を見てみると、ワンコインで大阪 – 東京間のバスが走るなど低価格化が止まらない。

一日にバスを多くは知らせることができる大手のバス会社はこの低価格化にも耐えられるだろう。しかし、小さな会社の場合は低価格化の波に否応なく飲み込まれるが、会社としてはやっていけない状態になってしまうのだ。

結局、その結果が今回の事故につながったのだろう。日雇いだった運転手自身も生活に困っていたから、運転手をやっていたのであって何も遊ぶ金ほしさにやったわけではない。

これは社会の仕組みが生み出した事故だろう。低価格の商品やサービスを求めることは自由だが、それに全て合わせていたら、ユッケなどのようにサービスそのものがなくなってしまうのだ。

消費者とサービスを提供する企業のあり方をもう一度、考えなければならない。

2012年5月4日 投稿:エイドギース



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