批評家もどきが増えていることについて


インターネットが普及し、誰もが自分のメディアを持つことが出来るようになったことで、今まで特殊だった批評家と同じようなことを行なっている人が増えた。そういった批評家もどき、批評家予備軍の方たちは、自分のメディアで持論を展開している。

そのことについては、正直喜ばしいことだと思っている。誰でも自分の意見を言うことができ、また、その考えが評価されたりして、活躍の場を広げることは非常に良いことだ。ただ、これはテレビの罪なのかもしれないが、間違った批評家もどきが増えているとも思うのだ。

テレビに出てくる批評家たちは揚足取りや論点をずれた方向で話す人が少なくない。また、批評家とは名ばかりの批判家ばかりが目立つ。

批評というのは、Wikipediaにも「ある事象を(できるだけ無前提の思い込みを排するかたちで)判断することである。」とか枯れている。批判ばかりではなく、また感情を排した形で判断するのが批評家の役目だろう。

それがテレビに出てくる批評家は仕事だからなのか、批判しかしない。認めることもあれど、変な揚げ足取りばかりなのだ。これがネット上の批評家もどきの人たちにも波及している。彼ら自身は、その自覚はないかもしれないが、やっていることは同じなのだ。

特に、揚げ足取りほど厄介なものはいない。全く論点がズレているにもかかわらず、突っかかってくるのだから。また、どちらが正しいという考えを持ち込むのもこういった人たちの特徴だ。

どちらの意見にも正しい部分と間違った部分はある。その中で、どう折り合いをつけるかが議論なのではなかろうか。自分の意見を公開するのは奨励したいことだが、批判ばかりではなく、自分の意見との議論をすることが大切だと、私は考えている。

相手の意見を全否定してしまっては、自分に成長はないのだから。

2012年5月4日 投稿:エイドギース



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