住宅供給公社が全国初の民事再生法を申請


神戸市住宅供給公社は22日、神戸地裁に民事再生法の適用を申請した。負債総額は、およそ503億円にも及ぶと言う。

’65年に設立された神戸市住宅供給公社は、主な事業として震災被災者向けの賃貸住宅、分譲住宅の供給を行ってきた。だが、バブル景気崩壊によって出た含み損や震災復興のための住宅建設や家賃補助などで収支が悪化し、’10年度末時点でおよそ22億円の債務超過になっていた。

このような事態を生んだのは、天下りをしてきて甘い蜜を吸っては、経営感覚がまるでなかった元官僚の責任がとても大きい。その甘い蜜だけを吸って逃げようとする人が多いことが余計にタチが悪いものだ。今回は神戸市住宅供給公社の民事再生法の適用だが、全国的に見れば、その予備軍はたくさんあるはずだ。

そうなる前に、私たちが少なくともできることは、自分たちが住んている地域の公社がそのような事態になりそうか、潰れないようにちゃんと運営できているか、その監視体制を強めることだ。

そうでないと、日本という国は、官僚がおいしい思いをしては危なくなれば逃げて、そして国が破綻する、というシナリオを描く危険性があるからだ。

2012年5月22日 投稿:エイドギース




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