東電と兼職していたNHKの数土文夫委員長、結論を先送りへ


東京電力の社外取締役に内定した数土文夫委員長が「兼職は問題ない」とNHK経営委員会で自信の見解について述べた。数土文夫委員長は、東京電力の社外取締役に一度は断ったが、任期は1年・無報酬を条件に受諾したと言われている。

今回の争点となっているのは、報道を中立的に行うことができるかということである。東京電力のいわゆる「中の人」となれば、報道する際も東京電力に肩入れした報道になってしまうのではないかと懸念しているのであろう。

しかし、今更マスコミに報道の中立性などを論じられるとは、頭のいい国民であれば、さらさら思っていないだろう。記者クラブの存在やスポンサーの存在によって、民放にもはや中立性は存在しないと私は考えている。これはNHKにしても同様で、ネットも含めメディアが氾濫している今、これからは自分で情報を精査する時代に突入しているのだ。

更に今回は無報酬を条件に引き受けている点でも、金銭面を目的とした兼職ではないことは明らかだ。数土文夫委員長自身も、このようなバッシングを覚悟した上で引き受けていることだろう。それを中立性がどうこうという報道自体がナンセンスではないか。

中に入らなければ、わからないこともある。人は分からないからこそ、恐れ、叩くのだ。それを自ら中に踏み込んで真実を知ろうとする行動に、なぜ前向きに捉えることは出来ないのか。もちろん、そういった側面だけではないのかもしれないが、数土文夫委員長を敢えてテレビ煮出し、中の様子を話すなどの度胸は今のテレビにはないのだろうか。

2012年5月23日 投稿:エイドギース



Copyright© 2012 エイドギース All Rights Reserved.