今後の2chの傾向と人類の未来について


壮大なタイトルを付けてしまったが、ドワンゴの会長でニコニコ動画の発案者・運営者でもある川上量夫さんが人類は滅亡する、という趣旨の発言をされていた。滅亡というのは、人類が絶滅するということではなく、人々が自立的な思考や行動を取らなくなるようになるという意味である。

この考えについては、私も非常に共感している部分がある。この人類滅亡論の原因となるのが、”システム”の存在だ。現在でも見られるが、特に日本人は法律などのシステムに囚われすぎている。厳密に全てを取り締まっていれば、ほとんどの日本人が逮捕されるのではないかと思うほどだ。

作ったシステムを解体できないのも大きな問題だ。確かに解体することもできるのだが、それは容易ではない。特に憲法を改正しようと思えば、国民投票という最難関のシステムが待っている。これは民主主義に基づく根本原理のようなものだが、これこそが最悪のシステムではないかと私は疑っている。

そもそも国民投票や住民投票で過半数を取れば改正というシステムの場合、もちろんだが過半数の国民を説得しなければならない。しかし、本当に良い案でも過半数の国民が理解できているだろうか。間違った認識や誘導から間違った判断をしないだろうかと考えると、非常に恐ろしいものだということもできる。

このようにシステムは良い面も持っているが悪い面も持っている。簡単にいえば、システムは行動や思考を制限するものが多いのだ。

特に、グーグルの検索システムの発達によって引き起こされたのが、知能の外付けハードディスク化である。格好良く言うならクラウド化でもいい。つまり、知識をインターネット上に置くということだ。

しかし、知識だけであれば私は外部化しても全く問題無いと思っている。全ての知識を持つことは困難だからこそ必要なときに必要な情報を取り出せる術さえ心得ておけば、むしろ大きなメリットとなるだろう。

ただ、問題は知識の外部化ではなく、思考の外部化だ。つまり、自分の考えまでもインターネット上に置いてしまうということが、私が最も恐れている問題なのだ。日本人は反原発などの運動を見ていても、流されやすいのは目に見えてわかる。そして、思考も二極化しやすい。

これは非常に怖いことで、二元論であれば思考の外部化も容易になるということから、自分の意見を置いておくのではなく、外から取り出すようになる。そうなることで、人類から思考は消滅するのだ。考えているようで全く考えていない人間が大量発生し、やがて本当に思考が働いている人間がいなくなるというのが、私が思い描いている人類滅亡論だ。

さて、話が長くなってしまったが、タイトルにある2chとの関係性についてだ。私は、2chが最も人類の行く末を突っ走っている社会システムだと思っている。2chという共同体に属していれば、個人個人に差異はあっても、思考が共通してきているのではないかと思っている。

2chの住人が嫌っている人たちは、小さな違いはあれ全員が嫌っている。もし、反発をすると叩かれる。これは、単なる入れ物・場に過ぎなかった2ch自身が人格や思考を持ちだしたことに他ならない。その共同体や場に属していれば、共同体や場の思考以外は受け入れられないのだ。

急に人類滅亡論を唱えだし、また話がまとまっていないため支離滅裂な記事になってしまったことはお詫びするが、一度自分の思考が全て外部に委ねられてしまっていないか考えてもらいたい。ちょんまげ文化があったのは、今からたった150年前なのだから。

2012年5月24日 投稿:エイドギース




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